サラリーマンとして、出世したい。
同期に差をつけたい。
このように考えているサラリーマンの方は少なくないと思います。
断言しますが、早く出世したいなら資格取得は絶対目指すべきです。
資格を取得することは会社員にとって多くのメリットがあり、退職するまで力強い武器になります。
実際に、私は社労士をはじめ、宅建、簿記2級など数多くの資格を取得していますが、取得してから現在に至るまで昇進に関して、大きな恩恵を受けています。
本日は、資格取得が出世に大きな影響を与えてくれる理由を解説していきたいと思います。
あわせて、サラリーマンにお勧めの資格も紹介していきます。
サラリーマンが資格取得すれば楽勝で出世できる理由
日本のサラリーマンは適切な資格を取得することができれば、出世において絶大な効力を得ることができます。
その理由は大きく以下の三つです。
● 日本人の1日の平均勉強時間は6分
● 日本人は資格に弱い
● 資格取得は営業力アップにもつながる
それでは深堀していきましょう。
日本人の1日の平均勉強時間は6分
日本人の平均勉強時間は、アジアの中でもワースト1です。
日本人は社会に出ると、とにかく勉強しません。
これは日本人の国民性が原因というわけではありません。
日本の会社の年功序列と終身雇用という制度が、日本人の向上心を奪っているのです。
一度会社に入りさえすれば、よほどのことがない限り首になることもないし、努力を積み重ねなくても年をとれば勝手に収入も上がっていきます。
こういう環境にいると、一生懸命努力して勉強する人がいなくなるのは当然のことです。
しかしながら、この環境は逆にチャンスと考えることもできます。
ほとんどの人が勉強しないのであれば、勉強する人は簡単に周りの人と差をつけることができるからです。
ライバルは6分しか勉強しないのであれば、毎日1時間勉強するだけで圧勝できます。
超ヌルゲーですね。
日本人は資格に弱い
2つ目の理由は日本人は資格に弱いという点です。
日本は資格至上主義と呼ばれており、資格保有者に対する待遇が非常に手厚いです。
そのせいか、資格を持つものは先生と呼ばれ、大きなリスペクトを享受します。
ようするに無条件で簡単に尊敬を集めることができるということです。
これは会社においても同じです。
資格を保有している、その先入観だけで評価を上げてくれる上司が結構存在するのです。
いわゆるハロー効果といわれるものです。
ハロー効果(ハローこうか、英語: halo effect)とは社会心理学の用語で、ある対象を評価する時に、それが持つ顕著な特徴に引きずられて他の特徴についての評価が歪められる(認知バイアス)現象のこと。
出典:Wikipedia
このハロー効果をうまく利用することで、自分の評価を高めることも可能です。
資格取得は営業力アップにつながる
資格取得は営業力アップにつながります。
特に業務に関連する資格を取得することができれば、効率の良い営業を行うことができるようになります。
実際に私の経験を少しお話しすると、私は数年前住宅ローン担当として、窓口で営業活動を行っていました。
住宅ローンの窓口営業は来店する住宅メーカーの信頼を勝ち取り、案件をいっぱいもってきてもらうことが重要です。
信頼を勝ち取るために、住宅メーカーに自分の知識をアピールしたり、レスポンスの速さで違いを見せるなどの工夫が必要となります。
そして、この信頼を勝ち取るという点に関して、資格というのは非常に強力な武器になります。
実際に私は、宅建取引士を武器として使っていました。
この宅建士という武器があると具体的にどのような効果があるのか説明します。
端的に説明すると、信頼を得るという過程をすっ飛ばせるんです。
ただ名刺を渡すだけでその作業をすっ飛ばせるので、営業効率がかなり上がります。
また、知識をアピールする必要もないので、簡潔に必要な話をするだけで済みます。
● 名刺を渡すだけで信頼獲得。
● 相手の時間を無駄に奪わない。
この2つのメリットにより好循環が生まれ、営業力がアップしたというわけですね。
とはいえ
ここまで、出世のために資格取得は有効である話をしてきましたが、とはいえ資格取得だけで出世できるほど世の中は甘くありません。
お前どっち何だよと言われそうですが事実です。
みなさんに考えて欲しいんですが、以下の2パターンの人はどちらが出世すると思いますか?
① 仕事ができて上司にコビコビできる人
② 仕事ができて上司にコビコビしない難関資格をいっぱい持ってる人
答えは①の仕事ができて上司にコビコビできる人です。
え!!そんな訳ないだろ!!
という方もいるかもですが、これが現実です。
資格はあくまでアドバンテージであり、資格だけあっても通用しないのです。
私も勘違いしていた時期がありました。
自分は難関資格に受かってるから上司のいうことなんて聞かなくていいと思っている方、この考え方は危険なので注意してください。
しかしながら、資格なんて意味ないじゃんと絶望する必要はありません。
以下の三つ目の選択肢を見てください。
③ 仕事ができて、上司にコビコビできて、資格もいっぱい持ってる人
これは最強だと思いませんか?
要するに資格は最強になるための1つの要因であるということです。
難関資格に合格したのであれば、もう上司に媚びは売らないでいいと考えるのではなく、最強を目指してコビコビしまくるのが正解です。
完全に私の実体験からきてるので、信憑性はあるはずです。
頭の片隅においていてください。
サラリーマンの出世に有効な資格
ここからはサラリーマンが出世に有効な資格を紹介していきます。
会社で出世するためには、営業店の様な末端の組織で活躍してもあんまり意味がありません。
できるだけ会社の中枢、ブレーンで働く必要があります。
そして、その中枢組織は、人事課と経理課です。
どちらの課も会社に必ず存在する課であり、人事課長、経理課長などは将来の幹部候補でもあります。
この2つの課で活躍することが、会社で爆速で出世する1番の方法です。
まずは人事課での適正のある社会保険労務士を紹介します。
社会保険労務士
まず紹介したいのは社会保険労務士です。
社会保険労務士は、会社の人事課に適正のある資格です。
社会保険労務士がなぜ人事課で優遇されるのかというと、社労士の専門領域と人事課の仕事がかぶっているからです。
具体的には社会保険料や労働保険料の計算、育児休職、介護休職の対応、厚生年金に関するものなど、ほとんどの領域が社会保険労務士の得意とするところとなっています。
ちなみにうちの銀行の人事課長も社会保険労務士資格を持っています。
また、社会保険労務士資格の凄い点は人事課適性があるということだけではありません。
社会保険労務士は独占業務があるため、資格を取得すれば独立開業することもできます。
そして社労士試験の難易度ですが、実はそんなに難しくありません。
社労士試験は、すべてがマークシート形式試験であり、暗記問題が中心であるため、学校の試験に似ています。
センター試験などになれている人にとってはかなりやり易い試験だと思います。
サラリーマンとして勤めていても、独立開業しても活躍できる資格というのは限られています。
尚且つ独占業務もあるというコスパ最強資格なので是非検討してみて下さい。
日商簿記
日商簿記を学ぶと、会社の経営に近づくことができます。
貸借対照表や損益計算書などを読み解く力がつくため、日商簿記の取得者は会社の中枢である経理部門にスカウトされるはずです。
経理課も出世の登竜門なので、長く経理で経験を積み会社のお金の流れに詳しくなれば将来の幹部候補になれるはずです。
日商簿記に関しては、独占業務はありませんが資格としての社会的な価値は高いです。
そのため、簿記1級などを取得している場合は転職市場での価値がかなり高くなります。
また資産運用などの知識も身につくのが特徴です。
株式投資などに興味を持っている人にもお勧めします。
一つ注意点は、簿記の勉強はかなり独特です。
社労士などの暗記学習とは違い、計算問題が多数出題されます。
こればかりは向き不向きがあるので覚悟しておいてください。
ちなみに私は日商簿記2級向いてなさ過ぎて3回落ちました。
本記事のまとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は資格が出世に与える影響について記事にしてみました。
まとめるとこちらです。
● 資格を取得することは出世に大きくプラスとなる。
● 資格だけあっても出世できない。
● 資格という武器を適切に使い、最強を目指すべき。
資格を取得しただけでうぬぼれてはいけません。
あくまで、上に行くための一つの武器です。
資格を取得しても謙虚さを忘れずに、目の前の仕事に誠実に向き合ってください。
そうすれば周りに圧倒的な差をつけることができるはずです。
みなさんの資格取得のモチベーションアップになれば幸いです。
それでは、また次の記事でお会いしましょう。
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