社労士は女性に向いている?社労士の女性の割合はどれくらい?

社労士は女性に向いている?社労士の女性割合はどれくらい?

社労士は女性の割合が多いけど何か理由があるの?
社労士資格を取得することは女性にとってどんなメリットがあるの?

本日はこんな疑問に答えていきます。

社労士は非常に女性の人気が高い資格です。

実際、社労士試験の合格者の三分の一は女性です。

ちなみに、この記事の筆者は、銀行員として働きながら、2018年に社会保険労務士試験に合格しました。現在は司法試験予備試験に挑戦中です。
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社労士は女性の人気が非常に高い。

社労士は、女性の人気が非常に高い資格です。

2019年の社労士試験の合格者、2,525人中、女性は901人でその割合は35.7%と非常に高い割合となっています。

他の士業と比較すると、税理士が19.8%司法試験が24.3%司法書士が19.8%政書士が23.3%となっており、社労士の女性の割合が高いことがよくわかります。

なぜ、社労士資格はこんなにも女性の人気が高いのでしょうか。以下解説していきます。

社労士が女性に人気な理由

社労士の専門分野が女性を惹きつけている。

社労士資格が女性に人気なのは、社労士の専門分野に理由があります。

社労士が扱う法律の分野には、女性の権利を守るための制度が多く含まれています。

今の日本では、女性がストレスなく働くことができる職場は多くはありません。

理不尽な扱いを受けるケースも多いです。

そのような環境の中では、弱い立場の労働者を救済することのできる知識を持つ、社会保険労務士の資格に女性は魅力を感じているのだと思います。

例えば、労働基準法では、妊産婦は産前産後に休暇をとる権利があります。

産前休業は請求することで6週間産後休暇は出産の翌日から8週間は必ず休まなければなりません。

雇用主からすると、ギリギリまで働かせたいと思っているはずです。

しかし、労働基準法の知識があれば、しっかりと産前休暇を請求することで、6週間はきっちり休むことができます。

このように、女性にとって役に立つ知識を学ぶことができることが社労士が女性に人気の理由の一つだと考えられます。

人事経理などの事務職のキャリアチェンジにつながる。

社労士資格は労働保険の書類作成や給与計算、保険料の計算など、会社の事務に役に立ちます。

現場の営業を長年続けることは、体力のない女性にとっては非常につらいものです。

そこで、社労士資格を取得することができれば、事務に特化した職員と認められ、環境を変えることができます。

社労士を取得することで、会社に長く務めることができるようになるため、そのメリットは大きく、人気の高い理由となっています。

社労士資格を利用し、柔軟な働き方ができる。

社労士として開業独立すれば、子供たちが学校や幼稚園へ行っている間だけ働くということも可能です。

社労士は基本的には会社の顧問となり、その顧問料で収入を得るのが一般的です。

そのため、自分で顧問の数を調整できるため、仕事量も調整がききます。

子育てで忙しい時期は社労士事務所でパート勤務することで経験を積み、子供に手がかからなくなってきたら、開業独立して顧問数を増やし本格的に働き始めるなど、自分のライフスタイルにあわせた働き方が可能です。

また、社労士の開業は初期費用が非常に安くすむため、リスクも少ないです。

平均年収も500万円以上といわれており、開業して軌道に乗れば、かなり時給効率の良い働き方を実現できます。

この柔軟性の高さが社労士に女性が多い理由と考えます。

女性が社労士に向いている2つの理由。

働く女性の気持ちがわかる。

日本は女性が働きづらい国だといわれています。

2017年、英国の経済紙「エコノミスト」の特集では、女性が働きやすい国ランキングが発表され、、日本はOECD加盟国30ヶ国中、28位となりました。

また、2018年には世界経済フォーラムの「世界ジェンダーギャップ報告書」では、男女格差が少ない国ランキングで、日本は149ヶ国中、110位と不名誉な位置づけとなりました。

このような状況の中で、一度社会に出たことのある女性は、日本の会社では女性が働きづらいということを身をもって体験しているはずです。

そういう経験と、労働基準法などの法律の知識を活かすことで、多くの女性の手助けができると思います。

経営者に対し、女性に寄り添ったアドバイスができる。

女性の社労士は、女性ならではの強みを活かしたアドバイスをすることができます。

例えば、産前産後休暇や育児休業、時短勤務など、自分自身が利用してよかったと思う制度や、あるいは、こういう制度があればいいのにと思うものなど、男性社労士では考えつかないアドバイスをすることができます。

また、専業主婦をされていた方などは、家族を守るために、健康保険や育児給付金などをしっかり管理してきた経験もあります。

家庭において、家族を支えてきた経験は社労士になっても同じように力を発揮することができます。

その強みを活かすことによって、男性には真似できない、社労士となることができます。

結論:女性は社労士にめちゃくちゃ向いている。

前述した理由から、女性は社労士にめちゃくちゃ向いていると思います。

社労士の業務内容は、経営者に「気づき」を与えるものです。

その点で、女性は小さなことにも気づくことができ、さらに気配りもできます。

その能力が、社労士の業務と非常に相性がいいからだと思います。

実際に、女性社労士が多く活躍していることもうなずけます。

社労士資格は、子育てや家事のスキマ勉強でも取得可能

社労士試験は、司法試験や司法書士試験などと比較すると、難易度はそれほど高くはありません。

時間があまりとれない方でも十分に取得可能な試験です。

実際、私も銀行に勤めながらの勉強で、社労士試験を合格できました。

参考書を自分で購入し、独学での勉強でも合格できます。

独学の始め方はこちらを参考にしてください。

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最後に

いかがでしたでしょうか。

社労士がいかに、女性向きの資格であるかが、わかったと思います。

専業主婦の方は、社労士資格を取得することで、経済的な自立にもつながります。

難しい試験ではありますが、決して不可能な試験ではありません。

是非チャレンジしてみて下さい。

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