予備試験、お金ないし独学でチャレンジできないかなあ
本日はこんな疑問に答えていきます。
私は、現在予備試験にチャレンジ中の30代銀行員です。
資格スクエアを受講し、令和4年司法試験予備試験に向けて勉強中です。
私自身、予備試験へ挑戦することを決めた後、司法試験予備試験に独学で挑むことができるかどうかのリサーチを行いました。
理由としては、当然のことながら、資格スクールで高額の予備試験講座を受講することに躊躇していたからです。
結果として資格スクールを利用することを選びましたが、独学の可能性について私なりにわかった点があります。
本日は、司法試験予備試験は独学での合格は可能なのかという点を深堀していきます。
私の経験に基づいているため、多少は参考になると思います。
それでは本編に入っていきましょう。
【本記事の筆者】
銀行員として働きながら、様々な資格を取得しています。
取得した資格は、社労士、簿記、宅建、FPなどなど。
資格スクエア5期生として予備試験勉強中です。
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プロフィール
現在私が実際に司法試験予備試験のため受講しているのは資格スクエアです。
予備試験スクールを考えている方や、資格スクエアについて興味のある方は、私の資格スクエア受講体験の記事をどうぞ。
【高野先生の評判は?】資格スクエア、予備試験講座を受講した感想
司法試験予備試験の独学合格者はそもそも実在する?
一番気になる点は、そもそも実際に独学で予備試験に合格したという方は実在するのかという点です。
この点に関し、ネット上やTwitter上でリサーチを行いました!!
そして、数は少ないながら予備試験に独学で合格された方を見つける事ができました。
何名かご紹介していきます。
司法の犬さん
ネット上で自身の体験をブログにされています。この方は大学3年生時に予備試験の勉強を開始し、独学により1年間という短期間で予備試験に合格されている強者です。司法の犬さんは、勉強法オタクと自分で自称しており、独学に関してはかなり研究をされていました。勉強方法に関しても、効率を重視しており、問題文から逆算して勉強するという手法を取り入れてらっしゃいました。現在、弁護士として活躍しているそうです。
N・Sさん
東京大学法学部、在籍中に予備試験に合格した天才君です。勉強期間は半年とのことです。予備試験に合格後、司法試験は受験せずに卒業後は外資系の会社に就職されているそうです。学習方法としては論文中心の学習を行い、司法の犬さん以上の効率学習をされています。必要勉強時間が5000時間と言われる予備試験において、総勉強時間1200時間で合格しているとのことから、かなり無駄のない学習をされていたと思われます。また、司法の犬さんと同じく、勉強法オタクだったという点も特徴的です。
司法試験予備試験の独学合格者の共通点
数は少ないながら、実際に予備試験を独学で突破した方がいるのは事実のようです。
そして、独学合格者には共通点が多いことにも気づきました。
独学合格者の共通点を挙げるとこちらです。
- 半年から1年の短期間で合格している
- 大学在学中に合格している
- 勉強法を研究している
この3点について解説していきます。
短期間で合格している
独学合格者の共通点として半年から1年の集中学習で合格しているという点があげられます。
これは短期間のうちに集中して学習を行うことが、独学合格に必要な重要な要素だと考えます。
短期間のうちに集中的に学習を繰り返すことで、脳への記憶の定着を促す事ができます。
下記の「エビングハウスの忘却曲線」をご覧ください。
人間の脳は時間が経てば経つほど、記憶保持率が低下していきます。
そのため、学習期間が長期化すればするほど、忘却した記憶を取り戻すための時間が必要となります。
特に司法試験予備試験のように、膨大な暗記が必要な試験においては、短期集中の学習の方が合格しやすい理由となっているのかもです。
大学在学中に合格している
独学合格者が、大学在学中に合格しているということも重要なポイントです。
社会人合格者よりも勉強時間の確保がしやすいということもありますが、それ以上にお大きなアドバンテージとなっているのは、予備試験合格者に直接アドバイスをもらえるという点です。
独学合格者である司法の犬さんは、先輩合格者の意見が、独学で勉強する際には大きな力となったとおっしゃっています。
資格スクールなどを利用する際には、講師の先生から的確なアドバイスをもらうことが可能ですが、独学の場合はそうはいきません。
独学者にとっては、先輩合格者の存在というのはかなり重要な要素となっていると思います。
勉強法を研究している
最後の共通点として挙げられのが、合格者は共通して勉強法オタクであるという点です。
勉強法の書籍を読み漁り、独自の勉強法にそって合格を掴み取っています。
具体的には、自分にあった集中力の持続方法と、試験問題を意識した効率的な学習です。
集中力の持続方法に関しては、人それぞれだと思いますが、例えば自分の部屋から気が散るものを捨ててしまうととか、極力外で勉強するなど、自分が集中できるような工夫をされていました。
また勉強法を研究した結果、論文の問題演習に特化した学習にたどり着いています。
インプットを最速で終わらせて、演習問題に勉強時間の大部分を費やすことで、短期間の合格を勝ち取っています。
誰かに教わるのではなく、自分自身でこの点に気づき、目標を達成しているという点は凄いとしか言えませんね。
【お二人が参考にされた書籍】
司法試験予備試験、具体的な勉強方法
ここからは独学の具体的な勉強方法に入っていきます。
超効率的な学習を行うためには、アウトプット学習を中心に行うべきです。
特に学習の中心に据えるべきは論文の問題演習となります。
ただし、いきなり初学者が論文の問題演習を行っても、理解が全く進まなければ学習効率は悪くなります。
そのため、問題演習を選ぶポイントとして重要な点は、問題解説が初学者でもわかるくらい詳しく書かれていることです。
この条件をクリアしたテキストがこちらです。
全部で7科目10冊あります。
また六法を引く癖をつけることも重要です。
最低限、この2つは最初に購入しましょう。
学習が進むと、論文の森だけでは物足りなくなってくるはずです。
そこでおすすめは論文の網羅性がNO .1と言われているこのテキストです。
とりあえずこの辺りのテキストで実力をつけるのが、独学の王道になります。
最初はわからない点ばかりだと思いますが、六法やGOOGLE検索を駆使して、理解しながら学習を行ってください。
短答式試験の勉強は後回しで大丈夫です。
論文対策にとことん拘った学習を継続してください。
とはいえ
これまで、予備試験の独学合格について解説してきましたが、独学は最後の手段です。
実際に司法の犬さんら、独学合格者の方達は決して独学を周りにおすすめしてはいません。
運が良ければ短期間で合格はできるかもしれませんが、その逆であれば合格まで長期化してしまう恐れがあるからです。
やはり、司法試験予備試験を目指すのであれば、資格スクールを目指すのが王道です。
特に、私のような社会人受験生であれば、大学生の方と違い、周りに予備試験の勉強法をアドバイスしてくれる方もいません。
費用はかかりますが、資格スクールを利用して合格を目指すことが一般的かなと思います。
実際に私は、資格スクエアの予備試験講座を利用しています。
一応資格スクール情報についてのリンクを掲載しておきます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は司法試験予備試験の独学について解説してみました。
少ない人数ではありますが、独学合格者も0ではないと言うことから少しは希望が見えたのではないでしょうか。
まずは独学のキーポイントである、勉強方法の研究という点から始めてみるのも良いと思います。
また、とりあえずは独学から始めて、壁にぶつかってしまったら資格スクールへ切り替えるなど、柔軟な学習スタイルをとっても良いかもしれません。
私自身、諦めなければきっと合格できると信じています。
それではまた次の記事でお会いしましょう。
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