【IT版現国です。】情報セキュリティマネジメント試験の勉強方法
情報セキュリティマネジメント試験について詳しく知りたい。
情報セキュリティマネジメント試験の独学での勉強方法を知りたい。
本日はこんな疑問に答えていきます。
私は銀行員として働きながら2019年11月に情報セキュリティマネジメント試験を受験しました。
当時、ネットの情報などをみて、社会保険労務士などの難関資格を取得していた私は簡単な試験だろうと完全に舐めていました。
しかし、実際に受験した後の感想は情報セキュリティマネジメント試験はむずすぎ。でした。
絶対落ちたと思って答え合わせもしなかったんですが、なぜか奇跡的にうかってました。
というのも私が受験した回がむずすぎて、合格点の補正が行われたためでした。
合格率が高くてもなめたらダメな試験です。
情報セキュリティマネジメント試験を受験する人に、私の経験が少しでも役に立てばと思います。
では始めていきます!!
地方銀行に10年超勤めるIT初心者です。
ITパスポートは取得しています。
基本情報技術者試験は2020年秋季に受験予定です。
夢は南国でのリモートワーク。
まずは社畜卒業を目指します。
情報セキュリティマネジメント試験とはどんな試験?
ITパスポートの上位資格といわれています。
近年、ITパスポートが知名度を上げると同時に情報セキュリティマネジメント試験も注目を集め始めています。
情報をどのようにして守っていくかは企業にとっても死活問題となるため、学習の重要性が高い分野となっています。
情報セキュリティマネジメント試験の難易度
情報セキュリティマネジメント試験の難易度はITパスポートとだいたい同じくらいといわれています。
必要勉強時間は50h~100hくらいです。
私もこれくらいの勉強時間で合格できました。
ただ、私の実体験の難易度としては情報セキュリティマネジメント試験のほうがかなり問題自体の難易度は高いと感じました。
とくにITパスポートとと大きく違う点は問題のボリュームです。
試験は午前と午後に分かれており、それぞれで100点中60点以上取らないといけません。
この点はITパスポートより難易度が高くなっている点だと思います。
情報セキュリティマネジメント試験の試験概要
情報セキュリティマネジメント試験の試験概要はこちらです。
午前 | 午後 | |
試験時間 | 9:30~11:00(90分) | 12:30~14:00(90分) |
出題形式 | 選択問題(四肢択一) | 多肢選択式(長文読解) |
出題数 | 50問 | 3問 |
受験料 | 5700円 | |
試験日程 | 年2回:4月,10月 |
【IPA公式ページ参照】
ITパスポートと違う点は大きく3つです。
・試験回数が年2回しかない。
・試験は会場受験でマークシート形式
・午前と午後あわせて計180分間の試験
ITパスポートは月に複数回試験があったので、それと比較すると取得のしやすさはIパスには劣るといえるでしょう。
またマークシート形式となる点も注意しましょう。
ITパスポートはパソコンでの受験でしたね。
また、ITパスポートが120分の試験に対して、情報セキュリティマネジメント試験は合計180分の試験です。
長丁場の試験ですので覚悟しておきましょう。
私はそれでも時間足りませんでした💦
情報セキュリティマネジメント試験の試験内容
情報セキュリティマネジメント試験は情報セキュリテイに関する全般の知識が問われます。
情報の管理の方法や情報セキュリテイに関する法律、セキュリティシステムなど様々です。
また、午前と午後で出題の内容が異なっています。
午前の部の内容
午前の部の内容はこちらです。
基本的な出題の仕方はITパスポートと同じです。
内容的にもITパスポートの基礎知識は活かされると思います。
午後の部の内容
情報セキュリテイマネジメント試験は午後の部が鬼門です。
内容としては、ITに関する長文の事例問題です。
問題内容としては、企業の立場に立って、セキュリティ上の問題を分析し解決していくというような問題形式が多いです。
まずは長文を読み込んで、問題を解いていくという形になっています。
試験内容まとめ
情報セキュリテイマネジメント試験は、国際的な基準に基づいて作られている試験です。
そのため、カタカナがめちゃくちゃ多くて練習問題で慣れていないときついです。
まずは、グローバルな試験だということを理解してしっかり準備して、本番で面食らわないようにしましょう。
情報セキュリテイマネジメント試験、勉強方法
この試験で攻略すべきは、午後の部の長文問題です。
午前の部に関してはITパスポート試験の合格者であれば、難しくは感じないでしょう。
問題は午後の部です。
午後の部の長文問題に関しては、知識というよりは慣れです。
勉強方法としては午後の部の長文問題のアウトプット学習多めの勉強スケジュールを組みましょう。
とはいえ、まずはインプット学習です。
基本テキスト選びから始めます。
まずは基本テキストを読みインプット学習
まずは基本テキストを読み込むのが大事です。
とりあえず1回は全部読みましょう。
ITパスポート合格者であれば、さほど苦にはならないと思います。
しかし、IT初学者の場合はカタカナも多いし結構きついかもです。
完全に理解できなくても全く問題はないのでとりあえず1回だけ通しで読んでみて下さい。
テキストに関してはAmazonの人気ランキングで選んで問題ないです。
私もAmazonで適当に購入しました。
ちなみに私が使っていたのテキストはでるとこだけ!シリーズです。
でるとこだけ!情報セキュリテイマネジメント試験
選んだ理由はAmazonで一番人気だったからですが、おすすめできるテキストです。
図解での解説もあるし、章ごとに問題演習もあるため、インプット学習とアウトプット学習を効率よく学ぶことができます。
このテキストだけでも十分合格は可能かなと思います。
一通り読めば実力は十分つきます。
問題演習の解説もしっかりしているので安心してください。
過去問演習でアウトプット学習
基本テキストを一通り終えたら、過去問演習をひたすら行いましょう。
ここで私のお勧めはITパスポートでも紹介した神サイト「過去問道場」です。
↓↓
情報セキュリティマネジメント過去問道場
使い方はITパスポート過去問道場と同じです。
こちらの記事を参考にしてください。
情報セキュリテイマネジメント試験は午前の部、午後の部どちらも60点以上取らないと合格となりません。
極端に偏った学習は禁物ですが、それでも午後の部の難易度の方が圧倒的に高いので、午後の部の長文問題を重点的に行ってください。
午後の部の長文問題は慣れないうちは超キツイデスが頑張ってチャレンジしてみて下さい。
情報セキュリテイマネジメント試験は現国の問題に似てる?
令和元年10月20日に行われた試験直後、TwitterなどのSNSでは「情報セキュリテイマネジメント試験はセンター国語だ!」
という声であふれかえりました。
私も受験していたのでリアルタイムでその状況を目の当たりにしました。
情報セキュリティマネジメント受けてきたけど、ただの文章読解力測定問題でした。知識なくても国語力あれば受かるし、知識あっても国語力ないと落ちるんやろね。
— 我茶品@[応援中]喫茶ステラと死神の蝶 (@kamakiyutaka) October 20, 2019
「情報セキュリティマネジメント」国家試験が現代国語の試験だった件。高校入試レベルかな、、、、
— あきら❁惡の華👀 (@AkiraShokotan) April 28, 2016
情報セキュリティマネジメントの午後難しすぎる!90分で国語が苦手なわたしは無理😭時間が足りない!
— yosuke (@gondemode) October 20, 2019
激しく同意😑
もはや難解な国語の試験になってるwww
情報セキュリティの知識など問われてない🤣 https://t.co/M3UrTGewfn— ジュンイチ (@junichix777) October 24, 2019
情報セキュリティマネジメント午後はなんかギリ落ちてそう。
配点しだいでワンチャンあるかもぐらいてゆうか情報セキュリティなのになんで午後に国語の問題やらせるの???
— はる (@radamz589) October 20, 2019
みんな口をそろえて国語の問題といっています。
原因は午後試験のあまりの文字の多さです。
この時の試験の問1は問題分だけで6ページありました。
問2は8ページ、問3は7ページ。
問題を読むだけで21ページです。
まさに国語力が試される試験になっています。
私は解いていて心おれました。
まったく時間が足りなかった。
難しいとかそういうことじゃなくてとにかく量が多すぎる。。
多分初見であの量の試験問題をみたら一瞬であきらめてしまうでしょう。
このやる気を根こそぎ奪う文章量がこの試験の一番苦戦する点です。
この点を攻略するポイントは、テクニックとかじゃありません。
とにかく食らいつくことです。
私も試験を解きながら何度も諦めそうになったし、心バキバキでした。
でも最後まで諦めなかったから合格できた。
この試験はあきらめないことが一番ものをいいます。
絶対忘れないでください。
最後に
いかがでしたでしょうか。
情報セキュリテイマネジメント試験はITパスポートとと違い、ITリテラシーの向上とともに情報のセキュリティを高めることです。
どんな企業でも重要な課題として挙げられています。
情報セキュリテイマネジメント試験に合格すれば、ITリテラシーの高い人物として見られるため、とっておいて損はないでしょう。
また、その上位資格である基本情報技術者試験にもつながっていく試験であるため、今後情報系資格でステップアップしていこうと思っている方であれば基礎からしっかり学習して下さい。
長時間の過酷な試験にはなりますが、やりきったときはかなり爽快です。
是非がんばって受験してみて下さい。
では、また次の記事でお会いしましょう。
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