FP2級に興味あるけど取得後のメリットを知りたい。
FP2級を取得するとお金の専門家になれるの?
本日はこんな疑問に答えていきます。
私は銀行員をしながら2014年にFP2級の資格を取得しました。
その中で、FP2級を取得して感じたメリットがいくつかあります。
それは、周りの反応だったり、自分の中で変わったことだったり、個人的にはFP2級を取得して本当に良かったと感じています。
とはいえ、FP資格には独占業務はないため、ネットの情報ではとっても意味のない資格と揶揄されることも多いです。
本日はそんなFP2級取得後のメリットがどんなものなのか、そもそも意味あるのかについて深堀りして解説していきたいと思います。
それでは始めていきます。

銀行で働きながら、いろんな資格に挑戦しています。
その経験をもとに資格ブログや資格ラジオの運営をしています。
最終目標は予備試験合格と社畜脱出です。
とりあえず脱社畜のためにがんばってます。
FP試験合格が意味がないといわれる理由
ファイナンシャルプランナー(FP)の資格はいろんなメディアにおいて、資格取得のメリットがないとかコスパが悪いとか言われることが多い資格です。
そのような評価を受ける原因がこちらです。
● 独占業務がない
● 浅く広くの試験であり専門分野がない
● 転職市場での評価は低い
詳しく解説していきます。
FPは独占業務がない
独占業務とはその資格を持っている人にしかできない業務のことです。
社労士や行政書士、宅建などは独占業務があるのに対し、FPは1級を取得したとしても独占業務はありません。
独占業務があるかないかで資格自体の価値は大きく違います。
FP1級は宅建士よりも難易度が高いにもかかわらず、独占業務がないことによりコストパフォーマンスが低いように感じられます。
その点でFPの価値が低いと考えられていると思います。
FPは専門分野がない
FPは一般的にお金に関する専門家と認知されています。
ただ、すごく抽象的ですよね。
FPの学習範囲からみてみましょう。
試験種目 | 試験分野 |
学科試験 | A:ライフプランニングと資金計画 |
B:リスク管理 | |
C:金融資産運用 | |
D:タックスプランニング | |
E:不動産 | |
F:相続,事業承継 | |
実技試験(FP協会) | 資産設計提案業務 |
FP取得者は幅広い分野を学習していることが強みであると同時に弱点となります。
社会保険の分野であれば社労士に劣るし、税金の分野は税理士に劣る。
不動産の分野であれば宅建士には負けます。
このことからも分かるように、範囲が広すぎてなにが一番得意とする点なのかがぼやけてしまっています。
要するに器用貧乏な資格になってしまっているということですね。
転職市場での価値が低い
FPの資格取得者は転職市場でもあまり評価されない資格とされています。
宅建や社労士、簿記などの方が圧倒的に評価の対象となります。
理由としては前述したとおり、FPをもっていても専門的なスキルがあるとはみなされないからでしょう。
ただし、銀行などの金融系の会社では評価の対象となります。
FP1級を持っているとすれば金融系を目指す場合はかなり有利になる可能性は高いですね。
ただそれ以外の業種では役に立たないと思っておいた方がいいです。
とはいえ
とはいえ、【FP】ファイナンシャルプランナー資格を取得するメリットもたくさんあります。
ここからは、実際に私がFP2級を取得したことで感じたメリットを紹介していきます。
私がFP2級を取得して感じたメリット
私はFP2級試験が、自分の人生が大きく変化するきっかけをくれたと思っています。
それほどFP2級は思い入れのある資格です。
そして、それは私だけでなく、FP2級を受験する人すべてにとって共通することだと思っています。
具体的にFP2級取得のメリットについてかんたんにまとめると、
① 様々な分野を学習できるため自分の適性がわかる。
② ダブルライセンスとして役に立つ
③ 投資の知識が身につく
この中でも個人的に一番のメリットは①です。
一つずつ解説していきます。
自分の適性がわかる
この点が、個人的には一番のメリットだと思っています。
FP2級の学習範囲が広いということは前述したとおりですが、学習範囲が広いということは様々な分野に触れることができるということです。
自分が得意な分野を早くから見つけることができると、その後の自分の目指すべき道に大きく影響を与えてくれます。
私は、FP2級の学習を通して、自分にあった学習分野を見つけることができました。
それは、労働保険、社会保険の分野と不動産でした。
学習する中で、労働保険社会保険に関してはサラリーマンとして働いているものにとっては欠かせないものであることから興味をもって学習することができました。
そのことに気づいてからは、FP2級合格後も継続して興味のある分野を勉強したことで、社労士試験の合格につながっていきました。
また、不動産関係の学習についても適性があることがわかったので宅建士の資格も取得しました。
この経験から、FP2級は自分の今後の学習において、適性を見出すことのできる資格だと思っています。
私は社労士、宅建士でしたが、タックスプランニングが得意と感じた方は税理士、資産運用に興味が出た方は証券アナリストなどと可能性を広げてくれる試験であることは間違いないです。
この点がFP2級の一番のメリットだと感じています。
ダブルライセンスとして役に立つ
実際にFP2級を取得して感じたことですが、ファイナンシャルプランナーは意外と認知度が高いです。
銀行窓口にはファイナンシャルプランナーに相談したいと指名をされるお客様も多いです。
実際にファイナンシャルプランナーの資格一本で事務所を経営しているところもあるのでそれなりに知名度がある資格だと感じました。
しかしながら、独占業務はないのでそれ一本での企業となると中々難易度は高いと思いますが、他の資格と掛け合わせることでかなり可能性は広がると感じます。
社労士×FP、税理士×FPなどは独占業務にプラスしてお金に関するコンサルができるため非常に相性がいいように感じます。
ニーズはかなりあるんじゃないでしょうか。
投資の知識が身につく
FPを勉強すれば、投資の知識が身につきます。
私もFP2級取得のをきっかけにして、投資に興味が出て、現在、個別株やETFなどを保有しています。
より詳しく財務諸表をみれるようになるために日商簿記2級の資格も取得しました。
FP2級の知識だけでお金を増やすことは難しいかもしれませんが、最初のスタートとしての知識を身に着けることができます。
お金に関する知識は、知っておいて損することは絶対にありません。
特にこれから先が不透明な現代において、投資のスキルを身に着けることはかなりのメリットになると思います。
その知識を学べることはFP2級の大きなメリットだと思います。
FP2級、メリットまとめ
いかがでしたでしょうか。
FP2級のメリットだけではなくデメリットもしっかり解説したので、全体像がよくわっかたんじゃないかと思います。
FP2級は確かに独占業務がないなどのデメリットはあります。
しかしながら、その合格率は約40%と決して難易度は高くありません。
自分の可能性を大きく広げてくれるというメリットを考えるとコストパフォーマンスはかなりいい資格だと感じています。
私自身、FP2級を通して社会人として大きく成長させてもらったと思います。
この社会を進んでいく上で役に立つ知識が詰まった試験です。
受験を検討している方はぜひチャレンジしてみて下さい。
● お金の専門家という権威性
● 投資の入り口の知識が身につく


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