弁護士ってもうかるの?平均年収はどのくらい?
司法制度改革によって、弁護士は年収が下がってきていると聞くけど実際はどうなのか?
本日はこういう疑問に答えていきます。
それでは、さっそく解説していきます。
現在、私は令和4年司法試験予備試験合格に向けて勉強中です。
利用している予備試験講座は資格スクエアです。
私と同じように予備試験受験を考えている方、もしくは資格スクエアに興味のある方は私の講座受講体験記の記事をご覧ください。
>>【高野先生の評判は?】資格スクエア、予備試験講座を受講した感想
弁護士はもうかるのか?
平均年収.jpの2019年のランキングで確認すると、弁護士は第五位にランクインしています。
弁護士の平均年収は約1029万円となっており、現在でも稼げる職業であることは間違いなさそうです。
しかし、昨今の司法制度改革により、弁護士の数が増え、年収は低下傾向にあるといわれています。
詳しく見ていきましょう。
弁護士の収入の推移
2018年弁護士白書の特集で、弁護士の収入に関する調査が行われました。
調査結果はこちらです。
2006年から2018年までの間に約40%、所得平均が減少していることがわかります。
所得減少の一番の要因は、訴訟件数は減少してきているのに対し、弁護士の数は増加しているためです。
では、このまま、弁護士は増え続け、所得も減少し続けていくのでしょうか。
弁護士人口は今後どうなっていくのかがキーポイントです。
将来の弁護士人口の予測
弁護士白書の特集にて、将来の弁護士人口の推移予測のデータが発表されました。
この資料によると、弁護士人口は、1950年から2019年の間に約7倍に膨れ上がっています。
また、今後の弁護士人口の予測シュミレーションによると、2046年にピークを迎え、それ以降は減少していくという結果となっています。
ということは、今後20年ほどは、弁護士年収は下落傾向が続く可能性が高いです。
AI参入による弁護士の収入への影響
また、AIの発達も弁護士の収入に影響を与えるといわれています。
AIは人の言葉を理解し、求める回答を与えてくれたり、目覚ましく進化しています。
もし法律的な質問を投げかけたとして、瞬時に回答してくれるAIシステムが開発されたとしたら、弁護士の相談業務にも少なからず影響が出てくるのは間違いないでしょう。
実際に法律業務のためのAI開発はかなり進んできています。
2019年8月29日に韓国で開催された、AIと人間の弁護士大会で、人間の弁護士で構成されたチームが、AIに完敗するという結果がおこっています。
人間が20分以上かかる作業を、AIが6秒でこなしてしまったとのことです。
このようなAIが普及していけば弁護士の変化せざるを得ないでしょう。
AIに関して詳しく知りたい方におすすめの書籍はこちらです。
落合陽一さんの独特の世界観でAIに関して解説してくれるため面白いです。
これから稼げる弁護士の特徴
稼げる分野を探せる弁護士
稼げる弁護士の一例として、過払金バブルに乗っかることができた弁護士が上げられます。
過払い金請求とは、消費者金融から、お金を法定金利以上で借り入れをした場合に、その法定金利と借入金利の差額分を訴訟により取り戻すというものです。
この過払い金請求にいち早く着手した弁護士は、年収1億以上稼いだ人がたくさん現れました。
弁護士業務の範囲はとても広大です。
過払い金請求のブームはほぼ去りましたが、その広大な業務の中で、同じような利益になりえるものを発掘することができれば、莫大な資産を築くことも可能かもしれません。
弁護士のブランドをうまく活用できる弁護士
弁護士資格は、プラチナチケットと呼ばれるほど、価値のあるものといわれています。
そのブランド力をうまく生かすことで、本業以外でも大きく稼ぐことが可能です。
本業以外でブランド力をうまく活かしている例を紹介します。
YOUTUBEで稼ぐ
弁護士ユーチューバーで1番有名なのはKUBOTAさんです。
KUBOTAさんは弁護士業を行いながら、YOUTUBEをされています。
チャンネル登録者数は20万人いらっしゃいます。
KUBOTAさんは弁護士ブランドをうまく利用することで、チャンネル数の増加につなげています。
また、YOUTUBE内で、マーケティングし、顧問契約を伸ばすことで本業の収益も伸ばしています。
SNS等も利用することで、広告収入や、本業の収入を増やすことは、今後の働き方としては必須になりつつあります。
kubotaさんの1000万再生を超える動画です。
司法試験予備校の講師として稼ぐ
司法試験や予備試験の講師として稼ぐというのも一つの方法です。
司法試験の予備校講師の年収はかなり高いです。
有名講師になれば、2000万~3000万ほどの年収が見込めるようです。
また、最近のブームのオンラインスクールなら動画撮影するだけなので、時給にするとかなり効率よく稼げるはずです。
資格スクエアの高野先生や吉野先生は大手弁護士事務所のパートナー弁護士より稼いでいると思います。
資格スクエアのYOUTUBEチャンネルはこちら。
弁護士の将来性
弁護士の本業である訴訟の代理業務は今後も減り続けていくと思います。
しかしながら、日本においては、弁護士のブランド力がなくなることは絶対にないと思います。
本業と別に副業として何か行うとすれば、弁護士のブランド力のおかげで相乗効果で成果を伸ばすことができるはずです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回の記事は、弁護士が「稼ぐ」という点に関してフォーカスをあてて解説してみました。
本業としての仕事が減ったとしても、弁護士のブランド力だけで稼ぐことも可能だと思います。
特にこれからは個人が稼ぐ時代だといわれています。
そういう時代にこのブランド力はかなり有効なものとなるでしょう。
弁護士資格を取得することで自分のレア度はかなり上がります。
自分の可能性を広げるために挑戦してみるのもいいかもですね。
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