こんにちは、たんたんめんです。
私は銀行員として働きながら、資格勉強したり、ブログやYOUTUBE発信したりしているちょっと変わったサラリーマンです。
本日は社労士試験の一発合格者の特徴について深掘りをしていきます。
本記事を読むとわかること
・ 社労士試験の一発合格の難易度はどのくらいなのか
・ 一発合格するために必要なもの
私は令和元年の社労士試験に、4回目の試験に合格しました。
一発合格とは程遠い成績でしたが、自分がなぜ一発合格できなかったのか、3回も社労士試験に落ちた私だからこそ伝えることができると考え本記事を執筆しました。
3回も落ちた私の勉強方法と、一発合格した方の勉強方法を比較しながら、どうしたら一発合格できるのかを解説していきたいと思います。
それでは本編です。
【本記事の筆者】
銀行員をしながら、社労士、宅建、簿記2級、FPなどなどの資格を取得しています。
YOUTUBEやブログ、社労士副業など、様々なことにチャレンジ中。目標は立つ社畜です。
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プロフィール
社労士試験は合格率6%の難関試験と言われています。本気で一発合格を目指すのであれば、資格スクールを利用することが最短ルートです。しかし、自分に適していない資格スクールを選択すると逆に合格が遠のいてしまう可能性もあります。資格スクールを検討される方向けに、大手資格スクールの特徴をまとめてみました。気になる方はチェックしてみて下さい。
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社労士試験で一発合格する確率はどのくらいなのか
社労士試験の合格率は前述した通り、約6%です。
宅建の合格率、15%〜18%と比較しても合格の難易度はかなり高いとわかるはずです。
普通に合格することでさえキツいのに、一発合格となると想像していた以上に難しいものだということに気づくはずです。
それでは、過去のデータから社労士試験の正確な合格率を見ていきましょう。
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
平成20年度 | 47,568人 | 3,574人 | 7.5% |
平成21年度 | 52,983人 | 4,019人 | 7.6% |
平成22年度 | 55,445人 | 4,790人 | 8.6% |
平成23年度 | 53,392人 | 3,855人 | 7.2% |
平成24年度 | 51,960人 | 3,650人 | 7.0% |
平成25年度 | 49,292人 | 2,666人 | 5.4% |
平成26年度 | 44,546人 | 4,156人 | 9.3% |
平成27年度 | 40,712人 | 1,051人 | 2.6% |
平成28年度 | 39,972人 | 1,770人 | 4.4% |
平成29年度 | 38,685人 | 2,613人 | 6.8% |
平成30年度 | 38,427人 | 2,413人 | 6.3% |
令和元年度 | 38,428人 | 2,525人 | 6.6% |
令和2年度 | 34,845人 | 2,237人 | 6.4% |
令和3年度 | 37,306人 | 2,937人 | 7.9% |
ここ数年は6%ほどで落ち着いていた合格率ですが、直近の令和3年度は合格率が7.9%と高騰しています。
10年平均で見てみると合格率は6.2%くらいです。
それでは年度ごとの合格者の中で、一発合格の割合は一体どれくらいなのでしょうか。
次のデータをご覧ください。
TAC受講者の受験回数 | 割合 |
---|---|
一発合格 | 22% |
2回 | 26% |
3回 | 20% |
4回 | 12% |
5回 | 8% |
6回以上 | 12% |
こちらの表はTAC受講生の合格までの合格回数の割合をデータ化したものです。
こちらのデータを参考にすると、一発合格の割合は22%ととなっています。
社労士試験の合格率は約6%であることを踏まえると、一発合格の確率は、次の計算式で求められます。
合格率6%×一発合格の割合22%=1.32%
日本で一番難しい試験と言われている司法試験予備試験の合格率が約4%であることからみても、1.32%という数字がいかにヤバい確率であるかわかると思います。
あくまでTAC受験者の数値を元にしているため正確な数値とは言い難いですが、TAC受験者は優秀な受講生が多いため、実際のところはこの数値より一発合格の確率はさらに低くなると想定されます。
社労士試験一発合格者のはどんな人たちなのか
前述したように、社労士試験の一発合格の難易度はめちゃくちゃ高いです。
しかしながら、ネットやSNS上には社労士試験に一発合格したと発信されている方が一定数いらっしゃいます。
一体どのようにして一発合格を手繰り寄せたのか、その特徴と勉強方法をまとめてみました。
社労士試験一発合格者の特徴
ネットの情報から社労士試験の一発合格者の情報を集めてみました。
その上で一発合格者の特徴を見ていきたいと思います。
【2014年合格 30代男性】
・サラリーマン(正社員)
・資格スクール利用(フォーサイト)
・択一58点、選択35点(足切りなし)
・勉強期間1年間
・模試受験
主にフォーサイトを利用し、模試だけ他の予備校のを利用したそうです。選択式に関しては足切りなしで合格していますが、本人曰く、勘に助けられた部分もあり紙一重だったそうです。
参考:フォーサイト公式サイト
【2018年合格20代女性】
・サラリーマン(正社員)
・資格スクール利用(LEC)
・勉強期間1年間
・模試受験
結婚したばかりで、家庭と仕事と勉強を両立して一発合格したかなりすごい方です。模試では一度も合格圏内には届かなかったそうですが、本番で合格を掴み取ったそうです。
参考:LEC公式サイト
【2020年合格30代男性】
・専業受験生
・資格スクール利用(スタディング)
・勉強期間1年間
・択一式49点、選択式27点(一般常識救済)
・模試受験
NTT西日本を退職し、企業失敗後に一念発起して社労士試験を受験されたそうです。本人は運で合格しできたとおっしゃってますが、択一47点取れていることから実力での合格だと思います。
参考:疋田社会保険労務士事務所公式サイト
【2017年合格20代女性】
・専業受験生
・独学
・勉強期間1年
・択一式49点、選択式28点(足切りなし)
・模試受験
期間工を辞めて、専業の社労士受験生なり、1年間で一発合格されています。直前のTAC模試ではD判定でしたが、直前期の追い込み勉強により、余裕を持って合格することができています。
参考:しょこふらちゃんねる
【2019年合格20代男性】
・コンビニアルバイト
・資格スクール利用(スタディング)
・勉強期間半年
・択一式46点、選択式33点
・模試受験
コンビニアルバイトをしながら、半年間で一発合格した強者です。そう勉強時間は500時間とのことであり、かなりコスパの良い勉強をされていたことが窺えます。
参考:コンビニ店員が1年で行政書士と社労士に合格しちゃった
ネット上の一発合格者には、専業受験生の方もいれば、アルバイトの方、フルタイムで働いている方など、いろんな人たちがいらっしゃいました。
その情報を見て、私なりに一発合格者の特徴として気づいたことがこちらです。
- ほとんどの方が資格スクールを利用している
- 模試を必ず受験している
- 直前期の追い込みに成功している
- 運も必要
詳しく見ていきましょう。
ほとんどの方が資格スクールを利用している
一発合格された方のほとんどは資格スクールを利用していました。
資格スクールを利用されていない方もいらっしゃいましたが、その方は専業の受験生でした。
サラリーマンとして働きながらとなると一発合格するためには資格スクールで効率の良い学習をすることが必要になるのだと思います。
ちなみにたんたんめんは独学で3回不合格になったよ
模試を必ず受験している
一発合格者の皆さんは、全員が模試を受験しており、尚且つその重要性について語っていました。
本番と同じ環境で模試を受けることで、時間の使い方や試験の雰囲気を予行練習できるからです。
特に複数回受験経験がある人との差を埋めるためには模試の受験は必ずしておくべきとのことです。
私は3年半で10回以上模試を受けました。1番のおすすめはTAC模試です!!
直前期の追い込みに成功している
模試の受験にも間接的に繋がりますが、直前期の追い込み勉強も重要視しています。
模試で成績が振るわなかった方が結構いらっしゃいましたが、その成績をみてこのままじゃやばいと判断し、ラストスパートをかけていました。
直前期の勉強は大きく実力をアップさせることができるため、うまく活用することが一発合格には必要なのだと感じました。
運も必要
過半数以上の一発合格者の方が、運が良かった、と感じていました。
特に選択式試験の足切りの部分に関しては、救済有無に関わらず、運に助けられたとおっしゃている方がほとんどでした。
社労士試験の特性上、一発合格の最後のピースは「運」なのかもしれません。
とはいえ
今まで社労士試験の一発合格について解説してきましたが、とはいえ、一発合格できなかったからといって、自分に絶望する必要はありません。
前述したように一発合格はめちゃくちゃ難易度が高く、奇跡みたいな確率だと私は思っています。
ほとんどの人が不合格を何度も味わいながら、それでも諦めないで挑戦して、合格を掴み取る。それが社労士試験というものだと私は思います。
それに、社労士として開業するのであれば、1年間しか勉強していないよりも複数年勉強している人の方が知識の定着はいいはずなので、デメリットばかりではないと思います。
なのであまりにも一発合格にこだわりすぎて自分を追い詰めないようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本日は社労士試験の一発合格に関して解説させていただきました。
Twitterなど、SNS上では一発合格の報告で溢れているため、一発合格できない自分が情けないと思う方もいるかもですが、そんなことはありません。
Twitterで合格の報告をしている人たちは全体で見るとほんの一部です。実際はその100倍の人数が不合格となっています。
一発合格はみんなの憧れです。
誰もが目指す場所ではありますが、決して振り回されないように自分に適した勉強をして合格を目指して下さい。
それではまた次の記事でお会いしましょう。
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