社労士試験、選択式で足切りにあわない勉強法を解説します。
簿記二級うかってました。めちゃ嬉しい。
こんにちは、たんたんめんです。
今日は社労士受験生を苦しめる、選択式について解説していきます。
こんな方向けの記事です。
では解説していきましょう。
僕の選択式の実績
まず、記事の信頼性を高めるため、実際に社労士試験を受験した、僕の選択式の実績を紹介します。
僕は2015年の4月くらいから社労士の勉強を開始しました。
一応2015年も受験はしましたが、記念受験だったため成績は省きます。
本格的に勉強を始めた2016年が実質、1回目の社労士試験です。
結果はこちらです。
選択式総得点27点、労務管理その他の労働一般常識が1点で足切りでした。
続いて、2017年受験分です。
総得点34点、足切りなしで選択式に関しては、救済待ちなしの完全合格でした。
翌年、2018年、合格した年です。
総得点35点、足切りなし、救済待ちなしの完全合格でした。
二年連続での選択式、完全合格でしたので、信頼はできると思います。
社労士試験選択式の特徴
まずは、選択式試験の特徴をおさえましょう。
選択式の特徴とは、択一式が5つの選択肢から正しい答え、もしくは、間違った答えを選ぶのに対し、選択式は語群の中から当てはまるキーワードを選択する問題です。
選択式は、原則として、20の語群の中から5つの正しいキーワードを選択する形式となっています。
しかし、最近は4つのキーワードから適切なものを一つ選ぶ出題形式も登場しており、柔軟性が求められるようになってきてます。
今後も形を変えてくる可能性があるので、臨機応変に対応しましょう。
社労士試験選択式の足切り制度と救済措置
社労士試験の選択式には厳しいルールがあります。
選択式の出題は1科目当たり5問です。
そのうち、原則3問以上正解しなければ不合格となってしまう制度のことを「足切り制度」と呼んでいます。
社労士試験は科目数が8もあり、この8科目すべてで基準を満たすことはかなり難しいです。
一つのミスが致命的なものとなるため、社労士試験は運ゲーと呼ばれたりしています。
ただし、この選択式試験には救済措置といわれるものがあります。
その年の出題の難易度により、「3点」という基準点が変動します。
この基準点の引き下げのことを、救済措置と呼んでいます。
参考として、過去5年の救済措置をご覧ください。
回 | 基準点:科目 |
2019年度 | 2点:社会保険一般 |
2018年度 | 2点:雇用保険、健康保険 |
2017年度 | 2点:雇用保険、健康保険 |
2016年度 | 2点:労働保険一般、健康保険 |
2015年度 | 2点:労一、社一、健保、厚生年金 |
この表からわかるように、選択式試験は、ほぼ毎年のように救済が行われます。
この足切り制度と、救済制度が社労士試験の一番の特徴であり、やっかいなところと言えます。
社労士試験選択式の勉強法
では、ここからは僕が実際に行っていた、選択式対策の勉強法について解説していきます。
要点を箇条書きにすると、
・テキスト読み
・目的条文の流し読み
・TAC社労士合格のツボ選択式対策を解く
・模試の受験
このあたりですね。ひとつずつ解説していきます。
テキスト読み
やはり、一番有効だと思うのは、このテキスト読みです。
僕が使っていたテクストは、U-CANの社労士速習レッスンです。
一応リンクを貼っておきます。
このテキストは、重要な語句等は、赤字や、濃ゆい黒で記載されているため、テキスト読みの際は、選択式での出題を意識しながら読んでいました。
特に、最近の選択式の傾向として、基礎的な問題がかなり多く出題されており、テキストを読み込んでいれば簡単にわかる問題が大半を占めています。
選択式の特徴として、そういうみんなが解ける問題を落としてしまうと、ほぼほぼ合格は厳しくなります。
過去問演習を重視しすぎると足元をすくわれる可能性があるので、選択式が苦手な方はテキスト読みを増やしましょう。
とはいえ、テキスト読みはつらいです。
僕もすごく苦手ですぐ眠くなっていました。
しかし、基本を押さえるにはテキスト読みが一番です。
気合で頑張りましょう。
目的条文をおさえる。
選択式試験には、目的条文はかなりの確率で出題されています。
そして、注意していただきたいのは、過去の救済実績から見て、目的条文の問題が救済される確率はとても低いです。
ようするに、目的条文をおろそかにすると、高確率で足切りにあうということです。
そのため、目的条文対策は必須です。
とはいえ、目的条文をすべて暗記することは非効率ですね。
条文学習のコツは、まずは各科目の1条をしっかり押さえることです。
1条は出題確率が高いので頭に叩き込んでください。
僕は会社の昼休みに、パラパラと条文集を繰り返して読んでいました。
特に有効なのは、本試験の超直前期です。
僕は実際に、2017年の試験の時、試験の始まる直前にみていた条文が、そのまま選択式に出題されました。
直前期に条文チェックするのは超有効です。
ちなみに、僕が使っていた条文集は、「社労士語呂合わせ」という、参考書に付録としてついていたのをずっと使ってました。
TAC選択式のツボで過去問演習
こちらは、有名な選択式の過去問集です。
この過去問集を2~3回解いておくことをおすすめします。
基本から応用まで、この一冊ですべて身に着けることができます。
また、多くの受験生が愛用しているため、信頼できる一冊です。
僕ももちろん使ってました。
模試の活用
模試を受けて試験の感覚をつかみましょう。
選択式試験は80分の試験ですが、多くの方は時間が10分~20分くらいは、余ります。
その、余った時間の使い方を学びましょう。
時間が余るせいで、余計なことを考えてしまったり、選択肢をかえて間違うなどよく聞くお話です。
模試で感覚をつかんで、本試験であわてないように準備しておきましょう。
おすすめはTAC模試です。理由は受験生が一番多いからです。正確に自分の実力も図れます。
最後に
選択式は、択一式に比べて、勉強量がそのまま点数にでてきません。
そのため、あんまり勉強していない人が、合格点をとったりと、理不尽なことがよくあります。
それでも、しっかり基本をおさえ、みんなが正解する問題は絶対に落とさないようにすることで、足切りは回避することができます。
特に近年は基本問題の出題が多いです。
テキストの赤文字や条文1条をきちんとおさえていけば、合格は近づくはずです。
選択式は運任せにせず、しっかり対策して臨んでください。
ではまた次の記事で会いましょう。
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