社労士試験の勉強の始め方を知りたい。
社労士試験までの勉強スケジュールの立て方を教えてほしい。
本日はこんな疑問に答えていきます。
ちなみに、私は銀行員として働きながら2018年に社労士試験に合格しました。
完全独学だったため勉強スケジュールも自分で計画しました。
正直なところ3回も不合格になったのでスケジュールの立て方自体に問題がありました。
しかし、そんな失敗体験をした私だからこそ、参考になる点もあると思います。
4回も社労士試験を経験したベテラン受験生として、いいアドバイスはできると思うのでよかったら読んでみて下さい。
社労士試験、独学の始め方
受験資格を確認しよう
せっかく勉強したのに、受験資格がなければ意味がありません。
まずは、受験資格が自分にあるかを調べましょう。
基本的に大学を卒業していれば大丈夫ですが、
それ以外の方も条件を満たせば受験できます。
詳しくは、こちらの記事をどうぞ。
スケジュールを組みましょう。
まずは自分の状況にあわせて、どのくらいの期間で資格取得を目指すか決めましょう。
学生さんで時間のある方は、最短で6か月程度で合格を目指せるかもですが、働いている方であれば、とりあえずは1年合格を目指しましょう。
9月に勉強開始の場合、1年間のスケジュールは大体こんな感じですね。
9月~12月 | 基本書の読み込み。 |
---|---|
1月~1月1週目 | 各科目の横断整理。 |
1月2週目~8月の試験まで | 過去問問題集をやりこむ。 |
6月3週目くらい | 中間模試 |
7月2週目くらい | 公開模試 |
詳しく解説していきます。
9~12月 基本書の読み込み。
基本書を読むことで、全体の学習内容、雰囲気をつかんで下さい。
だいたい2回くらい通読してください。
多分、二回読んでも理解できない部分はいっぱいあると思いますが、その状態でOKです。
基本書読みはつらいです。僕も苦手でした。すぐ眠くなってました。
しかし、誰もが通る道なので踏ん張りましょう。
ちなみに、僕が使っていた基本書は、ユーキャンの速習本です。
僕が使用していたテキストについては、リンクを貼っておきます。
1月~1月1週目 横断整理
横断整理とはどう行くことか説明すると、社労士試験は似たような科目が非常に多いため、各科目ごとに共通点がいっぱいあります。
例えば、「労災保険」、「健康保険」「国民健康保険」「国民年金」「厚生年金」などです。それぞれの科目の共通点、相違点を理解し、整理することができれば、社労士試験の理解が急速に深まります。
この頭の中を整理することを、横断整理と呼ばれています。
横断整理の仕方としては、基本書のもくじをを見ながら共通点を自分で探して理解していく方法があります。
もう一つは、IDEが出版している「横断縦断超整理本」という参考書で学習する方法があります。こちらには各科目の共通点が表にされていて非常にわかりやすく解説されています。
僕もお世話になった参考書なので利用してみて下さい。基本書読みが終わったら必ず頭の中を横断整理しましょう。
1月2週目~8月中旬試験日まで
横断整理が終わったら、過去問題集を解いていきましょう。
ここでポイントは、予備校などが考えた問題集ではなく、過去問題集を解いてください。経験から言いますが、過去問より優秀な問題集はありません。
法改正対策など、不安な点もあるかもしれませんが、過去問題集を繰り返し解けば必ず点数は伸びます。
最初は過去問を解くとすごく難しく感じると思います。わからない部分は基本書を読み返しながら確実に進んでいきましょう。
とはいえ、選択はそうでもないですが、択一の点数が伸びるまでにはかなり時間がかかります。
途中不安になるかもしれませんが、その不安に負けす、最低3週は解き続けて下さい。必ず伸びますので。これに関しては僕が保証します。
おすすめテキストは、択一対策としてIDE条文順過去問題集(4冊)、選択式対策としてはTACのツボです。
6月、7月のTAC模試を受けましょう
自分の実力を測るため、また、本番での雰囲気をつかむため必ず受けて下さい。
TACの模試をおすすめするのは、受験者数が最も多いため自分の実力を正確に把握することができるからです。
自分の択一、選択の点数を見て、今後どういう勉強をしていくかの方針を決めましょう。
択一が足りない場合はIDE問題集を、選択が足りないときは基本書よみと、TACのツボを重点的にやりましょう。
ちなみに、TACの模試は難易度高いので、心がへし折れるかもしれませんが、みんなそうなので安心してください。
ちなみに僕が初めて受けたTAC模試の結果です。泣きました。
模試の詳しい説明はこちらのリンクを見て下さい。
試験直前期
試験直前期も基本的には過去問を解く。でOKです。
法改正対策ですが、YOUTUBEなどで予備校の解説を見たりする程度でいいと思います
試験前日ですが、勉強はそこそこに、早めに寝床につきましょう。
というのも僕が、全然寝れなくて、睡眠時間2~3時間で試験に臨んだことがあるからです。当然落ちました。
試験に臨む気持ちが強いほど、緊張して眠れなくなるので、個人的には7時くらいには寝床についた方がいいと思います。
私の合格した年の1日のスケジュール
私が社労士試験に合格した年の1日のスケジュールも紹介しておきます。
平日の勉強スケジュール
私は銀行員として働いているため平日は仕事が中心の生活です。
働きながらの勉強は自分で意識して工夫しなければなりません。
私もスキマ時間を利用して勉強していました。
実際のスケジュールがこちらです。
06:30~07:30 | 起床、朝食、歯磨き |
07:30~08:00 | 勉強 |
08:00~08:30 | 準備、移動 |
08:40~13:00 | 仕事 |
13:00~13:30 | 昼食 |
13:30~14:00 | 勉強 |
14:00~19:00 | 仕事 |
19:00~20:00 | 移動、食事、風呂、歯磨き |
20:00~23:00 | 勉強 |
23:00~23:30 | YOUTUBE鑑賞 |
23:30~06:30 | 就寝 |
一日約3h~4hくらいの勉強時間を心がけていました。
この頃からテレビは全く見なくなりました。
休憩の時はもっぱらYOUTUBEを見てました。
今でもそうですが。
やはり好きなものを短時間で見るならYOUTUBEのほうがテレビより断然効率がいいです。
テレビをみるとだらだら時間をとられちゃいます。
あと、朝やお昼のスキマ時間を活用して勉強をしていました。
慣れるまではきつかったですが慣れてしまえば毎日の作業としてできるので試してみて下さい。
平日のスケジュールとしては大体こんな感じでした。
仕事が早く終わったときはランニングしたりしていましたね。
休日の勉強スケジュール
休日のスケジュールに関しては、基本的に平日と起床時間と就寝の時間は変えないように心がけていました。
休日に寝すぎたりすると時間がもったいないですからね。
スケジュールはこんな感じです。
06:30~07:30 | 起床、朝食、歯磨き |
07:30~09:00 | 掃除、洗濯 |
09:00~09:15 | マックへ移動 |
09:15~10:00 | 勉強 |
10:00~10:10 | 図書館へ移動 |
10:10~12:00 | 勉強 |
12:00~13:00 | 昼食等 |
13:00~17:00 | 勉強 |
17:00~17:15 | 帰宅 |
17:15~19:00 | 食事、歯磨き、風呂等 |
19:00~23:00 | 勉強 |
23:00~23:30 | YOUTUBE鑑賞 |
23:30~06:30 | 就寝 |
勉強の合間に休憩を挟んだりはしているので、合計の勉強時間は9時間程度だと思います。
だいたい一時間勉強したら、15分休憩するみたいな感じでした。
家で勉強するのが一番効率なんですが、自分の場合は図書館とかで勉強するほうが捗るので毎回図書館を利用していました。
ずっと家で勉強していると気が滅入るので、長時間勉強する場合は自分で工夫してみて下さい。
まとめ
僕は択一の点数がなかなか伸びずに、4回目の試験でやっと合格できました。その中で失敗したと思っていることが、
1.法改正対策に時間をかけすぎたこと
2.模試をいっぱい受けて、その復習に時間をかけたこと
この二つです。この時間を過去問演習に使っていたら多分もう少し早く合格できたと思います。
何度も繰り返しますが、やはり、過去問題集を解くことが一番効率いいです。合格できた年は過去問ばっかりしていた年でした。
この記事を読んでいただいた方は、いろんなことに惑わされず、過去問中心の学習を行いましょう。
では、また次の記事でお会いしましょう。
コメント
コメント一覧 (2件)
初めまして。
先日から独学で社労士試験の勉強を始めた者です。
まだ速習レッスンの1周目ですが、気になったことがあるのでコメントさせていただきました。
1月2週目以降の過去問題集ですが、これは年度ごとの過去問を選択式・択一式とそれぞれやりこんでいく感じでしょうか?その際、何年分を何周が目安になりますか?
それともツボのような一問一答形式のものを繰り返し回していけば大丈夫でしょうか?
教えていただければ嬉しいです。
とりあえずできるだけ分厚い過去問題集を購入して最低3週はしたらいいと思います。
購入した問題集を何回もやり込む感じなので、何年分とかはあんまり重要視してなかったです汗