社労士副業の一発目の仕事として、先日第52回社会保険労務士試験に監督官として参加してきました。
本日は体験記として皆さんに紹介したいと思います。
とはいえ、社労士試験は国家資格でありその内部事情を細かく説明することは倫理的に問題があるため詳細は省きます。
あくまで副業としてどうなのかという視点でお話ししていきます。
● 社労士の副業に興味がある人
● 社労士資格は取得しているけど登録はまだしていない人
こんな方たちに役に立つ記事になると思います。
それでは解説していきます。
銀行員として働きながら色んな事に挑戦中です。
保有資格は社労士、宅建、簿記2級、FP2級などです。
現在、社労士登録して社労士副業もチャレンジ中です。
ブログの中で有益な情報をお届けします。
試験監督者のスケジュール
私の地区では私立の大学で試験が実施されました。
52回試験においてはコロナウイルスの影響で、受験生の検温が追加されたたため例年のスケジュールとはズレがあるかもしれません。
1日のスケジュールはこんな感じです。
タイムスケジュール
08:00~08:30 | 集合,説明 |
08:30~09:00 | 準備 |
09:00~10:00 | 誘導 |
10:00~10:30 | 受験者着席,主任より試験説明 |
10:30~11:50 | 選択式試験開始 |
11:50~12:10 | 解答用紙回収 |
12:10~12:50 | お昼休憩 |
12:50~13:20 | 受験者着席,主任より説明開始 |
13:20~16:50 | 択一式試験開始 |
16:50~17:00 | 解答用紙回収 |
17:00~17:30 | お片付け,解散 |
あんまり詳しく記載すると問題ありそうなのでざっくりしたタイムスケジュールにしています。
拘束時間は8:00~17:30の9時間半で休憩が60分となっており中々のハードスケジュールになっています。
ただ大半は椅子に座っての監視なので体力的なきつさはありません。
試験監督の仕事内容
社労士試験の監督者は教室ごとにグループで配置されます。
そしてリーダーとしての監督主任者が一人、その他数名の監督者が配置されます。
私は監督者として参加しました。
監督主任者‥グループのリーダー。教壇で試験の説明を行います。
監督者‥主に監督主任者のサポート。雑用系の仕事。
受験室の準備作業
まずは受験室の準備作業を行います。
受験番号シールがきちんと張られているのを調べたり、問題用紙や携帯を入れる封筒をスムーズに配布できるように準備を行います。
また不審物がないかなども入念にチェックしないといけません。
時間的には結構余裕あるので、私はここで同じ試験管の人にお話を聞いたりしていました。
スキマ時間は情報収集をしっかりしましょう。
入室,着席の誘導
入室時間になると受験生がなだれ込んできます。
受験生を席へ案内するのも、試験監督者の重要な仕事です。
中々自分の席を見つけきれない方もいらっしゃるのでそういう方を案内します。
自分で席を見つける方がほとんどなのでそんな大変さ作業ではありません。
問題配布と本人確認
この作業が一番重要な作業です。
受験票の写真と本人が間違いないかしっかり一人ずつ確認していきます。
確認がとれたら次は問題の配布です。
問題用紙は超重要書類として扱わなければならないので緊張しました。
試験開始時間にきちんと間に合うようにスムーズに行わなければならないため、この瞬間が一番責任重大です。
試験中の監督
試験中にカンニングなどの不正行為がおこらないようにしっかり受験生をしっかり観察するのも重要な仕事です。
社労士試験はかなり長時間の試験のため正直かなりしんどかったです。
あと試験中にトイレに行く人がいるのでトイレまで付き添わなければなりません。
結構な頻度で皆さんトイレに行くのでこちらも大変でしたね。
その他
お昼休憩中には社労士会からお弁当が貰えます。
かなり豪華なお弁当でした。
そのほかにもドリンクを3本くらい貰ったしお菓子もいっぱい用意されていました。
コロナ対策もばっちりでフェイスシールドや手袋なども用意してもらいました。
かなり好待遇で社労士会はお金持ってるなと感じました。
こんだけ準備してくださるなら来年も行こうかなという気になりました。
社労士試験監督者の報酬
つづきまして、試験官の報酬のお話です。
試験官の報酬は監督主任者と一般の監督者で報酬が結構異なります。
報酬テーブル
区分 | 報酬額 |
監督主任者 | 約35,000円 |
監督者 | 約25,000円 |
こんな感じですね。
監督主任者は試験前日から準備があるため、報酬の高くなっています。
報酬の支払われ方
報酬の支払い方法は、給与所得として指定銀行に振り込まれます。
この際に、特に副業している人は注意してください。
給与所得の乙区での申告となるため、住民税の個別納付はできません。
要するに隠れて副業している人は会社にばれるリスクがあるということです。
ただ25,000円に対する住民税なら2,500円通常より請求が多くなりますが、この程度なら人事課も気づかないか、気づいても目をつぶってくれるかなと思います。
てか自分は隠れて副業しているのでそうであることを祈っています。
もしばれてしまったときは、ことの顛末を皆さんに報告しますので楽しみにしといてください(笑)
試験監督官の副業総評
1日試験監督官の仕事をしてみての感想ですが、拘束時間は非常に長くその点に関しては少しきついかなと思います。
ただ、拘束時間が長い分、休憩の間に他の社労士の先生とコミュニケーションをとれるので、社労士同士のつながりを増やしていきたいと考える場合は、いいコミュニケーションの場にはなるかなと思います。
監督官のタイムスケジュールで一番長い仕事は、試験中の監視です。
周りを監視するのが主な仕事であるため体力的なきつさはないのでその点では楽な仕事ではあります。
ただ、私のグループではありませんでしたが、不正行為などが発覚した場合は毅然とした態度で対応することがもとめられるため、精神的な準備はしておくことをお勧めします。
最初は正直楽な仕事かなと思っていましたが、何かミスがあると受験生の正常な受験の妨げになってしまいます。
そうなると取り返しがつかないため責任は大きいです。
最後まで気の抜けない仕事だと感じました。
ただその分報酬も高いので満足のいく副業になったと感じています。
・拘束時間が長い
・他の社労士の先生と接する場には最適
・体力的には楽だが責任は重い
・報酬は高い
最後に
今回の副業が私の初めての社労士副業になりました。
社労士試験の試験監督者という役割を通して、受験者の方と一緒の空気を吸えたことは懐かしくもあり、新たな刺激をもらえた気がします。
特に今年はコロナウイルスの影響もある中の試験実施ということで、受験者の方も精神的にきつい中での参加だったのかなと思います。
本当にお疲れ様でした。
社労士試験監督者の副業は最初の一歩を踏みだす副業としてはちょうどいい副業だと感じます。
社労士合格後、何かしてみたいと考えている方はぜひチャレンジしてみて下さい。
きっと素晴らしい経験になると思います。
今後も社労士として、自分の出来る範囲で副業を行っていきたいと考えています。
副業を通して社労士としてのスキルと人脈を身に着け、更に本業に活かし、家計収入もプラスさせていきたいと思います。
よくばりすぎかもですが(笑)
今後も有意義な情報を発信していきますのでよろしくお願いします。
それではまた、次の記事でお会いしましょう。
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