【どっちが難しい?】予備試験と司法試験の違いとは?

予備試験と司法試験の試験内容ってどう違うの?

予備試験と司法試験ってどっちが難しいの?

本日はこんな疑問に答えていきます。

一般的に司法試験の受験資格は法科大学院を卒業した人のみに与えられます。

いわゆる法科大学院ルートというものです。

しかし、法科大学院を卒業せずとも、予備試験に合格すると、司法試験の受験資格が与えられます。

これがいわゆる予備試験ルート。

一回社会に出てしまうと、法科大学院に入学するのは中々厳しいです。

そんな方たちが法曹を目指す場合、予備試験はありがたい選択肢になっています。

ちなみに私も、資格スクエア5期生として、令和2年予備試験受験予定です。

そして、予備試験と司法試験はどちらも法曹を目指すための試験ということで共通しています。

試験内容も共通点が多くなっています。

予備試験に挑戦したいと思っている方にとっては非常に気になる点だと思うので本日は2つの試験の相違点にフォーカスしていきたいと思います。

【本記事の筆者】
銀行員として働きながら、色々な資格を取得しています。
保有資格は宅建、社労士、簿記2級など。
現在副業で銀行員の傍ら、社労士の副業をしています。
目指すは社畜脱出です。
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予備試験、司法試験の試験科目


予備試験、司法試験の試験科目の違いを見ていきましょう。

予備試験、司法試験ともに、短答試験論文試験が行われます。

予備試験のみ、論文試験の合格者は口述試験があります。

それぞれの試験形式ごとに見ていきましょう。

短答試験の違い

短答試験 予備試験 司法試験
マークシート形式 憲法,行政法(60分) 民法(70分)
民法,商法,民訴(90分) 憲法(50分)
刑法,刑訴法(60分) 刑法(50分)
一般教養科目(90分)

予備試験、司法試験ともにマークシート形式の試験となります。

主な相違点は、科目数の違いです。

予備試験の短答は一般教養も含め9科目という広い範囲の出題になります。

一方、司法試験の短答は3科目のみの出題です。

合計の試験時間も予備試験の方が長いため、短答でみると予備試験の方が難易度は高そうです。

司法試験の短答の場合は科目別の最低ラインが設けられており、1科目でも最低ラインに達しない場合は不合格となります。

問題の中身としては、どちらの試験もよく似た出題形式となっているため予備試験の短答対策がそのまま司法試験の短答対策として通用します。

また、予備試験には一般教養科目というものが存在します。

[一般教養科目]
・人文科学
・社会科学
・自然科学
・英語

範囲が広すぎて対策が難しいためほとんどの受験者は対策はしないみたいです。

一般教養科目は40問の出題から20問を選択して回答する形式となっています。

・予備試験の方が出題範囲が広い。
・司法試験短答には足切りがある。
・予備試験には一般教養科目が存在する。

論文試験の違い

論文試験 予備試験 司法試験
記述式
司法試験では8ページ
予備試験では4ページ
の解答用紙が配布
刑法,行政法(140分) 選択科目(180分)
刑法,刑事訴訟法(140分) 公法系1問(120分)
一般教養科目(60分) 公法系2問(120分)
法律実務基礎科目(180分) 民事系1問(120分)
民法,商法,民訴(210分) 民事系2問(120分)
民事系3問(120分)
刑事系1問(120分)
刑事系2問(120分)

予備試験は2日間、司法試験は3日間の試験になります。

司法試験の方が問題数も多くボリュームは多そうです。

また司法試験は短答と同じく足切り制度があることにも注意してください。

予備試験と司法試験の論文問題の異なる点として、司法試験の論文は非常に長文ということが挙げられます。

予備試験の問題は大体1ページくらいですが、司法試験は事例問題が多く、問題によっては5ページくらい読み込まないといけません。

予備試験の実務基礎科目に関しては、主にロースクール生の方が有利だといわれています。

しかし、勉強すればするほど点数は伸びる科目だともいわれています。

また一般教養科目に関しては、短答同様に人文科学、社会科学、自然科学についてとなっています。

こちらも対策はしない人が多数です。

・予備試験は2日、司法試験3日の試験。
・司法試験の方が問題のボリュームが多い。
・司法試験論文問題も足切りがある。

司法試験、予備試験のタイムスケジュール比較

予備試験スケジュール

 

【短答試験】
短答式は毎年5月中旬に行われています。

科目 時間
民法,商法,民訴 9:45~11:45(90分)
憲法,行政法 12:00~13:00(60分)
休憩 13:00~14:00
刑法,刑事訴訟法 14:15~15:15(60分)
一般教養科目 16:00~17:30(60分)

予備試験の場合、短答合格者のみが論文試験を受験できます。

【論文試験】
論文試験は毎年7月中旬に行われています。
1日目

科目 時間
憲法,行政法 9:30~11:50(140分)
刑法,刑事訴訟法 13:15~15:35(140分)
一般教養科目 16:30~17:30(60分)

2日目

科目 時間
法律実務系科目 9:30~12:30(180分)
民法,商法,民訴 14:00~17:30(210分)

【口述試験】
論文試験合格者は口述試験を受験することになります。

面接形式の15分から30分の試験です。

ほぼ9割の受験者は合格するといわれています。

例年10月の最後の週に行われています。

司法試験スケジュール

司法試験は短答式と論文試験が同時期に行われます。

口述試験はありません。

また、すべての受験者が論文試験も受けられる点で予備試験とは異なります。

毎年5月中旬に行われています。

計4日間の試験です。

予備試験と比べるとかなり長いです。

社会人が受験するとなると、休みが取れないときついですね。

日程 形式 科目 時間
1日目 論文 選択科目 9:30~12:30
公法系 13:45~15:45
公法系 16:30~18:30
2日目 論文 民事系 10:00~12:00
民事系 13:15~15:15
民事系 16:00~18:00
3日目 論文 刑事 9:30~11:30
刑訴 12:45~14:45
4日目 短答式 民法 10:00~11:15
憲法 12:00~12:50
刑法 14:15~15:05

短答式試験が最終日にあるのも予備試験とは異なりますね。

予備試験と司法試験どちらが難しいのか

それぞれの試験の合格率は、予備試験が約4%司法試験が30%ほどとなっています。

合格率からすると、予備試験の方が圧倒的に低いため予備試験の方が難しいような気がします。

合格率に関する記事はこちら
↓↓
司法試験予備試験の合格率

実際にTwitter上でどちらの試験も合格している人の意見を探してみました。

実際に予備試験に合格されたjijiさんの意見によると、やはり予備試験の方が難易度は高そうですね。

予備試験に合格されたかたは、司法試験に合格する率がロースクール生と比較して極めて高いことは予備試験の難易度に起因しているのだと思います。

ロースクール生には予備試験を司法試験の模試の代わりに受験する人も多いみたいです。

予備試験の司法試験の違いまとめ

いかがでしたでしょうか。

2つの試験の共通点と相違点が理解できたと思います。

予備試験受験は、法曹になるまで一見遠回りに見えますが、二つの試験は非常に共通点は多いため、司法試験に合格するためには予備試験はおすすめできると考えます。

社会人で働きながら法曹を目指すのであれば、予備試験は有効な手段になると思います。

ではまた次の記事でお会いしましょう。

・予備試験の方が難易度は高い
・司法試験は足切りあり
・司法試験は試験日が4日間ある
・予備試験の勉強は司法試験でも有効

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