社会保険労務士

【徹底比較】社労士と中小企業診断士。どっちが難易度は高いの?

【徹底比較】社労士と中小企業診断士。どっちが難易度は高いのか?

社労士と中小企業診断士ってどっちが難しいの?

それぞれの資格の長所や短所も知りたい。

本日はこんな疑問に答えていきます。

社会保険労務士と中小企業診断士はどちらもサラリーマンに超人気の資格です。

二つの資格に共通する点は、働きながらでも取得しやすい資格だという点です。

ちなみに私は銀行員として働きながら、社会保険労務士の資格を取得しています。

難易度は高いですが、どちらの資格も合格者は30代のサラリーマンが多くを占めており仕事と両立がしやすい点で共通しています。

また、どちらの資格も取得すれば、会社内で高い評価を受けることができます。

メリットが似通っているため、社会保険労務士と中小企業診断士どっちの資格取得を目指すか迷っている方もたくさんいらっしゃると思います。

本記事を読むと、それぞれの資格の長所、短所を理解することができ、自分が目指すべき資格はどっちなのかを判断できるようになるはずです。

それでは解説していきます。

【本記事の筆者】
普段は銀行で働く社畜です。
趣味は転職活動とブログ執筆です。
社労士、宅建、簿記などの資格を保有しています。
最近の目標は副業で月10万です。

社会保険労務士試験と中小企業診断士試験の難易度比較


社会保険労務士試験と中小企業診断士試験の難易度は、ほぼ同じといわれています。

本当に2つの資格は難易度は同じなのでしょうか。

それぞれの資格を具体的にいろんな角度から検証してみましょう。

合格までの必要勉強時間の比較

中小企業診断士試験も社会保険労務士試験も必要時間は約1000時間といわれています。

勉強時間での差はほとんどないようです。

参考までに他の士業の勉強時間とも比較してみましょう。

 

資格名勉強時間
司法試験予備試験6,000h
公認会計士4,000h
司法書士3,000h
不動産鑑定士3,000h
税理士3,000h
土地家屋調査士1,000h
社会保険労務士1,000h
中小企業診断士1,000h
行政書士500h
宅建取引士300h

 

会社員として働きながら資格取得を目指すなら、現実的な勉強時間のラインは1,000hかなと思います。

税理士以上の難関資格になってくると超えられない壁があるように感じますね。

土地家屋調査士の勉強時間は1,000hほどで取得可能ですが、勉強内容が専門的すぎるので独学はほぼ不可能です。

やはり、社会人に最適なラインは社労士、中小企業診断士になるかなと思います。

受験者数、合格率の比較

 

それぞれの資格の過去5年間の受験者数、合格者数です。

受験者数自体は社労士の方が倍近く多いですね。

歴史の長い社労士の方が認知度が高く、受験者数も多いのだと思います。

 

中小企業診断士1次試験

 

年度受験者数合格者数合格率
令和元年17,3864,44430.2%
平成30年16,4343,23623.5%
平成29年16,6813,10621.7%
平成28年16,0242,40417.7%
平成27年15,3263,42626.0%

 

中小企業診断士2次試験

 

年度受験者数合格者数合格率
令和元年5,9661,08818.3%
平成30年4,82990518.8%
平成29年4,28982819.4%
平成28年4,41384219.2%
平成27年4,95594419.1%

 

社会保険労務士試験

 

年度受験者数合格者数合格率
令和元年38,4282,5256.6%
平成30年38,4272,4136.3%
平成29年38,6852,6136.8%
平成28年39,9721,7704.4%
平成27年40,7121,0512.6%

 

試験内容の難易度比較

社労士と中小企業診断士の試験内容は180℃異なります。

中小企業診断士試験はコンサル力専門の試験であるため、試験においては思考力が重視されます。

そのため、試験内容には事例問題に記述式で解答を求められたり、面接試験があったりします。

試験日程も一次試験と二次試験にわかれており、スケジュールも社労士試験よりも過密です。

一方、社労士試験は思考力よりも暗記力が重要です。

膨大な範囲の法律科目を正確に記憶する作業が必要となります。

全てマークシート形式の試験になっています。

文章を書くのが苦手な人は社労士試験の方がとっつきやすいかもですね。

試験スケジュールも一日で終了します。

それぞれの試験の内容はこんな感じです。

中小企業診断士試験

 

【一次試験】

日程時間試験科目出題形式
1日目60分経済学・経済政策マークシート形式
4肢択一選択
60分財務・会計
90分企業経営理論
90分運営管理
2日目60分経営法務
60分経営情報システム
90分中小企業経営政策

合格基準は各科目正答率60%以上となります。

3年間有効な科目別合格制度があります。

【2次試験】

問題時間出題形式
事例180分各事例問題につき小問5~10問の記述式問題。
事例280分
事例380分
事例480分

 

合格基準は各科目60点以上が基準です。

社会保険労務士試験

 

日程時間試験科目出題形式
午前80分労働保険、社会保険等の計8科目選択式(マークシート形式)
午後210分同上択一式(マークシート形式)

全てマークシート形式の試験となっています。

8科目全て合格基準を満たすことが必要となります。

試験内容を見ると中小企業診断士試験と比較して、社労士の方が難易度は易しく見えます。

しかしながら、社労士試験の場合、8科目全てで合格基準を満たすことが非常に難しいです。

7科目で条件を満たしても1科目条件を満たせず不合格になる人が続出します。

また中小企業診断士試験と違い、合格科目を次年度以降に繰り越すこともできないため合格率が低くなっています。

難易度まとめ

勉強時間や、合格率から見ると2つの資格の難易度はほとんど差はないと考えます。

ただ2つの資格は試験内容が全く異なるため、個人の好みによるかなと思います。

ただ、中小企業診断士試験は科目合格を引き継げるため、2年、3年計画でいけば合格しやすいと思います。

社労士試験に関しては、科目合格の制度がないため、運が悪ければ4、5年かかります。

逆に運がよければあっさり1年目で合格できます。

ちなみに私は4回目で受かりました💦

それぞれの特徴を見極めて、自分にあったものを選ぶのがいいですね。

・中小企業診断士試験は思考力を問われる。
・社労士試験は暗記力を問われる。
・中小企業診断士試験は実力がそのまま結果に反映されやすい。
・社労士試験は運の要素が大きい。

資格取得後のメリット比較

中小企業診断士メリット

中小企業診断士は日本唯一の経営コンサルタントの国家資格です。

日本版MBAと呼ばれたりもしています。

取得すれば、サラリーマンの場合でも、フリーランスの方でもメリットは大きいです。

具体的に説明していきます。

 

サラリーマンの場合

 

中小企業診断士の資格を持つ人材は企業側からしたら会社の経営に精通しいるとみなすことができるため、経営に近いところで働いてもらいたいと思うはずです。

多くのサラリーマンにとって経営に近い場所で働くことは今後のステップアップになります。また、現在の会社に満足していない方は、転職も視野に入れることができます。

中小企業診断士は転職にも非常に有利な資格だからです。

他にもサラリーマンしながら副業することも可能です。

月2~3万のコンサル業で収入を得る人もいらっしゃるみたいです。

フリーランスの場合

中小企業診断士の資格を活かしてコンサルタントとして起業することが可能です。

中小企業診断士は全体の10%ほどは1500万以上の高収入であり、2%は3000万以上と、他の士業と比較して高収入を得ることができるといわれています。

そこまでの人材になるためにはさらなる努力が必要となると思いますが、夢のある資格であることは間違いないですね。

また、経営コンサルタントの知識があるということは、自ら起業する場合にも役に立ちます。

将来的に企業を考えている方もメリットは大きいですね。

社会保険労務士のメリット

 

社会保険労務士は、人事労務の知識に加え独占業務があることが最大のメリットです。

中小企業診断士同様、会社に所属していてもフリーランスで独立してもメリットはある資格です。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

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社労士と中小企業診断士のダブルライセンス


社労士と中小企業診断士は相性の良い資格であることで有名です。

社労士の働き方は、企業と顧問契約を結び、人事労務の手続きやコンサルタントを請け負い顧問料をもらうことで収入を得ることが一般的です。

もし、中小企業診断士の資格を持っていれば、企業の経営に関するコンサルタントも可能になります。

実際、社労士が企業にアドバイスをする際には、経営に関する知識を前提に人事に関するアドバイスをしなければなりません。

中小企業診断士の知識があればアドバイスに厚みを持たせることができ、企業側からの信頼も大きなものとなります。

他の社労士と差別化されたオンリーワンの価値を提供することができるようになるのです。

また、資格取得を行う上でも、中小企業診断士試験の科目には社労士試験の知識を問われる部分もあり、社労士資格保持者は中小企業診断士試験で有利になります。

以上の点から社労士と中小企業診断士のダブルライセンスはおすすめできると考えます。

・社労士が中小企業診断士資格を持つことで差別化できる。
・企業へのコンサルタントでアドバイスに厚みが増す。
・社労士の知識があれば中小企業診断士試験で有利。

最後に


いかがでしたでしょうか。

中小企業診断士と社会保険労務士、2つの資格について理解できたと思います。

今後、AIが本格的に導入されると、社労士業務の中で書類代行などはなくなってくるといわれています。

第三号業務であるコンサル業は、将来的に重要になってきます。

中小企業診断士を取得することで、社会保険労務士としてレベルアップを目指すことは、自分の価値をかなり高めてくれるでしょう。

また働きながら取得可能である点も素晴らしいですね。

今後の不透明な未来を乗り越えるためにも日々積み重ねをしていきましょう。

ではまた次の記事で。

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ABOUT ME
たんたんめん
島出身→大学法学部卒業→銀行員→宅建合格→TOIEC600→社会保険労務士合格→令和二年司法試験予備試験受験予定。取得した資格の有益な情報を発信します。30代サラリーマンです。いつかは社畜脱出したい。